キリンを輸入するとき、どうやって飛行機に載せる?

 野生のキリンは、アフリカのサハラ砂漠以南のサバンナに生息しているが、だからといって日本の動物園にアフリカ生まれのキリンがやってきているわけではない。じつは、ヨーロッパやアメリカの施設から輸入されている。
キリンの輸入は、検疫法で規制され、アフリカから直接輸入することができないのだ。それにしても、キリンを輸入するにあたって、気になるのは、あの首をどうするかだろう。キリンの首の長さは約2メートルにもなる。もちろん、キリンの首を立たせたままでは檻(おり)に入れることはできないし、輸送用の飛行機にも載せられない。
 飛行機に載せられるかどうかは、キリンの長い首を曲げられるかどうかにかかってくるが、動物輸入・移送のプロたちは、そのワザを見につけている。
麒麟には気の毒だが、彼らは首を曲げて檻に入り、機内ではずっとその姿勢を保って運ばれているのだ。
ただ、野生のキリンも、首を曲げたり、下げたりはしている。キリンは立ったまま眠るのがふつうだが、ときには熟成するため、座って眠ることもある。
そのさい、キリンは首をアーチ形に曲げ、頭を後肢に乗せて眠る。また、水を飲むときには首を低く下げる。そのときには、前肢を左右に大きく開いて膝をつき、その姿勢で首を下げ、水を飲むのだ。
というように、キリンも体を縮めたり、丸めたりすることができるので、業者はなんとかキリンの姿勢をコントロールして輸送機に収容しているのだ。

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